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2016/08/04

「落ちる」書類&「通る」書類  ~人材コーディネーターがこっそり教えるコツ~ その3:職務経歴書のつくりかた 基本の「き」

 

「落ちる」書類&「通る」書類
    ~人材コーディネーターがこっそり教えるコツ~
       その3:職務経歴書のつくりかた

 

こんにちは、関西支社コーディネーターの福田(プロフィール)です。
これまで多くの応募書類の添削をしてきましたが、残念な応募書類のせいでチャンスをふいにしてしまっている方が多いと感じています。
完璧・100%受かる応募書類というものはないと思いますが、今できる最善の書類をつくる参考になれば……と思い書かせていただきます。辛口ですのでお水を用意してお読みください。

 

≪目次≫

職務経歴書とは

いまさら聞けない職務経歴書 Q & A

さいごに

 

 

 

 

 

 


職務経歴書とは


 

履歴書とは違い、

「これを書かないといけない!」というルールや

「こう書くべき!」というキマリがありません。

記入すべき点が少なく、記入した方が良い点が多いため作成には時間がかかります。

もちろん、記入する項目が多いほど良い職務経歴書といえるでしょう。

 

【職務経歴書が必要な理由】

■履歴書の補足
  勤務していた企業名と期間しか履歴書には書けないので、その企業で
  何をしていた・どのような結果を出した・どういった想いで働いていたのか…等、
  履歴書では伝えきれなかったことを伝えるため

■ポートフォリオの裏付け
  ポートフォリオで伝えられない、あなたのバックグラウンドを伝えるためです。
  制作物のコンセプトやセンス等の作品の紹介をするものがポートフォリオ
  その制作物を作ったあなた自身のストーリーを伝えるものが職務経歴書です。 

 

 

派遣として働くのであれば必要はありませんが、人材紹介(正社員・契約社員)や紹介予定派遣として働きたいのであれば必要になりますのでシッカリ作りましょう!

 

    

 

 


いまさら聞けない職務経歴書 Q & A



よくネットで
「具体的な数字や時間など定量的なものを記入すべき」
とありますが、私にはありません。どうしたらいいですか?

ない もしくは、数字自体がアピールできない数値であれば記入しなくてよいです。
その場合は、数字以外でアピールできることを記入しましょう。 
例: 【業務の取り組み方】 【身についたこと】 【クライアント・自社からの評価】 など

定量的なものがないなら、定性的なもので勝負しましょう! 


職務経歴書に何を書いたらいいんですか?

履歴書の職歴欄に書ききれなかった業務内容の詳細を記入してください。
社名・勤務期間・業務詳細の3項目があれば
職務経歴書と呼べるものにはなります。 
最底辺レベルの職務経歴書になりますので、高確率で落ちます。

クオリティーを上げるのであれば、実績・保有スキル・資格・自己PR・その他アピール
 ※その他アピールが「通る書類」と「落ちる書類」の結果を分けることが多いです 

 


派遣として複数社で就業していました。
経験社数が10社以上になります。
これって全部書いた方がいいですか? 

数社であれば一つ一つ書いた方がよいですが、10社以上になると
職務経歴書の枚数が増えるので まとめる という手もあります。 
【派遣元・派遣先企業名】 【勤務期間】 【業務詳細(やや簡略化しても良い)】 を
時系列 もしくは 職種別 に書くとわかりやすくてよいでしょう。 

 

 

 

職務経歴書に志望動機を記入してもいいですか?
履歴書の欄に書ききれませんでした。

OKです!
履歴書に書ききれないだけの志望動機(想い)があるということが素晴らしいです。
その場合は、履歴書の【志望動機欄】に
「別紙職務経歴書をご参照ください」と記入しましょう。

私の主観ですが、
職務経歴書に志望動機・自己PRを記入する方は書類選考の通過率が高いです。 

 

 

試用期間で退職した経歴は書かなくていいですか?

「書かなくていいですよ」と指導された経験がある方もいらっしゃると思います。
私個人としては 書くべき と考えています。
といいますのも、最悪の場合経歴詐称にあたることもあり、採用後に解雇されても仕方がありませんし、最悪の場合は裁判になる可能性もあります。たしかに、試用期間での退職は不利になる経歴ではあります。厳しいことを言うようですが、その経歴を作ってしまったのもあなたです。もちろん、会社都合や社会情勢など様々な要因がありますが、隠してしまうとバレた時に言い訳はできません。ならば、最初からシッカリと記載して、退職理由を丁寧に説明すべきかと思います。説明の仕方を工夫すれば、不利な経歴もプラマイ0さらにはプラスにすることもできます! 

 


[番外編] 志望動機が書けません!どうしたらいいですか?

実はこの相談が一番多いです…
応募しているからには必ず動機がありますので、書けないことはないはずです。
まずは、「なぜ転職・就職したいのか?」 「数ある求人からなぜその会社を選んだ・見つけたのか?」を考えると
その中にヒントがあるかもしれません。
煮詰まった時こそ、じっくり腰を据えて自問自答をするとよいでしょう。
志望動機の書き方・考え方については次回… 

 

 


さいごに


職務経歴書は定型フォーマットがなく、自由に書けるので作成に苦戦する方は非常に多いです。
採用担当者は履歴書ではなく、職務経歴書を見ながら面接をすることが多いので、
面接時に見やすいレイアウトやライティングを心がけると、書類通過率だけではなく内定率も上がるでしょう。


当社は丁寧な添削がモットーですので、添削をご希望される場合はその旨お伝えくださいませ(当社取り扱い求人への応募時のみ)

また当社で使用している職務経歴書のフォーマットもございますので、お気軽にご相談ください。


■職務経歴書のサンプル(簡単なアドバイス付き)

 

  

 

 

今回はここまで。

次回は志望動機のつくりかた について書きたいと思います。 

 

 

その1:応募書類をつくる前の基本

その2:履歴書のつくりかた

その3:職務経歴書のつくりかた