「落ちる」書類&「通る」書類
~人材コーディネーターがこっそり教えるコツ~
その1:応募書類をつくる前の基本の「き」
こんにちは、関西支社コーディネーターの福田(プロフィール)です。
これまで多くの応募書類の添削をしてきましたが、残念な応募書類のせいでチャンスをふいにしてしまっている方が多いと感じています。
完璧・100%受かる応募書類というものはないと思いますが、今できる最善の書類をつくる参考になれば……と思い書かせていただきます。辛口ですのでお水を用意してお読みください。
≪目次≫
・応募書類とは
・応募書類が必要なワケ
・応募書類の送り方
・応募書類の確認
応募書類とは
■履歴書
氏名・住所・連絡先・学歴・職歴・資格など求職者の基本情報を記入
■職務経歴書
職務内容・実績・履歴書に書ききれない情報を記入
□ポートフォリオ
クリエイターの制作実績
□自己紹介書
自己PRや志望動機・特技や趣味だけを記入
※■…必須 , □…職種・書類形式により必要
派遣として働くのであれば必要はありませんが、人材紹介(正社員・契約社員)や紹介予定派遣として働きたいのであれば必要になりますのでシッカリ作りましょう!
応募書類が必要なワケ
「書類で人を判断するなんて企業は人間味に欠けるなぁ」「めんどくせぇ」「コピペでいいか」
就活をしている時はそんなことをずっと感じていました。応募書類のつくり方を知る前に応募書類が必要なワケ・書類選考の意味を考えてみます。
ひとことでいうと
会う必要があるか・ないかを判断するため
採用企業にとって採用活動は一大イベントであり、コスト・時間を必要とします(時間の負担を減らすために、採用企業は弊社のような人材紹介会社を利用します)。
応募があったすべての求職者と面接をすると中には求めている人物像から大きく離れた人もいるでしょう。そして「会うほどの人ではなかったな……」とぼやく採用担当者もいるでしょう。求職者も時間を作り、面接対策をしたのに「会う必要がない」と思われるのは癪でしょう。
お互いに、会う前からミスマッチが判断できるのなら「会わない」という結果がベストではないでしょうか。
応募書類の送り方
最近はWebサイトからWeb経歴書で応募するスタイルが増えてきていますが、郵送・面接時に持参といったスタイルの方がまだメジャーではあります。実は書類を送る時・渡す時から選考は始まっています。
≪郵送≫
■内容
応募書類だけでもOKではありますが、送り状を添えることで採用担当者に好印象を与えることができます。なくても全く問題ありませんが、書類を読む前に他の求職者よりアドバンテージをとることができます。
■封入
クリアファイルに入れましょう。まれにキャラクターや企業広告が入ったクリアファイルに入れる方がいますがダメです。無地の透明のファイルを使用してください。
■封筒
応募書類を折らないサイズの封筒を使用してください(A3用紙を使用している場合は折らざるをえませんが……)。三つ折で送られてきた書類は「読みにくい」「汚い」という印象を与えてしまします。
◀三つ折りにしてしまうと折り目が付いてしまい不格好です
◀これにクリアファイル・送り状があればなお良しです
≪手渡し≫
■内容
応募書類だけでもOKではありますが、挨拶状を添えることで採用担当者に好印象を与えることができます。なくても全く問題ありませんが、面接前に他の求職者よりアドバンテージをとることができます。
■渡し方
目の前で鞄から出すのはあまりよろしくありません。入室前や待合室であらかじめ鞄から出していつでも渡せるように準備しておきましょう。また、郵送でなくとも封筒に入れて持って行きましょう。
応募書類の確認
応募書類を提出する前に必ず最後の確認をしましょう!誤字・脱字はもちろんのこと、折り目や封入する向き、汚れがないか……などシッカリ確認しましょう。
面接に行く前に鏡の前で服装を正したり、メイクを直したりするのとおなじ感覚です。応募書類はあなたの分身として企業に送り出してください(当たり前ですが、できていない人がとても多いです)。
長くなりましたが
手を抜かない・妥協しない
の2点を押さえていれば、書類選考の価値がある書類が作れるようになります。
今回はここまで。
次回は履歴書のつくりかた
その1:応募書類をつくる前の基本
その2:履歴書のつくりかた
その3:職務経歴書のつくりかた